赤い夕日のサイゴン☆ホテル  
ル・テアトル銀座で観てきました。主演は藤山直美さん。
うまい言い方が見つからないのですがオイラ的に「土の匂いのする商業演劇」でありました。楽しかったですよ。尾藤イサオさんもステキ。で劇場のイスのデザインもステキ。


太腿の当たる部分がこう畳んである 


ソレがこう開いて完成するのだ。
座り心地は背中の肩甲骨の下辺りからお尻、太腿の付け根くらいまでを見事に、そしてタイトにホールドしてくれます。車のバケットシートのように。
しかしバケットシートは体形に合ってこそのモノ。オイラにはちと・・・
お芝居は楽しかったので観劇後はタイ飯に行きました。

本日は昼真っから新橋演舞場。「もとの黙阿弥」を観劇するためである。体調やや眠し。
楽しかったお芝居を観たあとのお酒は大変に美味しいもので、昨夜「明日は仕事はなく、観劇のみだ」と体が理解していたらしく、オイラの体は先程起きたばかりの様にぼやぼやとしている。最寄の築地市場駅から劇場まで、雨が上がったばかりの外の空気は、十二分に残したその余韻でオイラをゲンナリさせたのだ。故にぼやぼやなわけ。
演舞場に訪れたのは何度目だろうか・・・。
まぁ本日はオイラがここでやってみたかったコトを実行するのだ。
それは「贅沢」弁当を予約して食す!!
これは結構贅沢な、そして通な行為に思われる(オイラ的に)。
正面入り口から劇場に入り、ロビー左手奥にあるテーブルに向かう。
「お弁当の予約はこちらですよね?」
なんか面食らったような係りの人は頗る悪いレスポンスで「ええ・・・」
オイラみたいな風情の人間が予約するコトは殆どないのだろうと想像がつく。
が、そんなコトはさて置き、ここは幕の内弁当だろうと思い、まずメニューを見る。
と、結構なお値段するざんす。まぁそんな感じの場所なんですが・・・。
オイラが注文したのは二千五百円の幕の内弁当。控えを手に客席へ。
このような劇場でのお芝居は大抵二回の休憩が挟まります。
一回目が三十分で二回目が十五分とか。で、一回目の休憩に食事をすることが多いわけです。幕間にとる弁当、それが幕の内弁当の由来だと聞いたこともあります。
で開演までチラシなどに目を通すのである。
今回のお芝居にはオイラの好きな役者が二人出演しているのだ。村田雄浩さんと六角精児さん。村田さんは解散してしまった「スリル・アンド・チャンス」という劇団時代からのファンなのだ(もう二十年近く前だと思われる)。それと今回の演目は研究生時代、発表会で経験していたのだ。
一幕終了。いざ幕の内弁当の待つ食事処へ

 
う〜む、豪華である。
元来一人での食事は苦手なオイラではあるのですが・・・、やっぱ一人は苦手でありました。
隣のテーブルで食事をされている上品な女性(それなりに御年をめされている)二人組の会話が聞こえてくる。
「○○さん、もうお芝居も観られないんですって」
健康でなければ好きな仕事をすることも、観るだけのコトすらできなくなってしまうのか。
ちょっと心に刺さりました。
お芝居は二幕、三幕と進み、無事終了。
普段とは違った見方もできて、たのしかったです。つか、ステキな役者さんが一杯でございました。
お話しも客観的に観て、当時「このシーンは流れの中に中くらいの山が三回繋がっている」と思っていたのが実は四回だったりとか、あぁこうか、こうかぁぁ!!などと打ちのめされたり。ちょっと昔の自分も褒めてみたり(いやマジほんの少しね、あまり褒められることのなかった過去の自分を、十六年後の自分が少しくらい褒めても大目にみてもらおう)。そして町を変えいざ飲みにGO!!
これまたとても楽しい感じ。オイラは六角精児がすきなのだ。二人して芝居の話、マスコミ、声優、超個人的話などなど結構お話させていただきました。なんかカッコイイんですよこの人。この人の周りには人が集まる。とてもよく解る気がする(すでに某劇団の脚本家、女優もいる)。
昨夜からオイラは好きなお芝居の時間空間にちょっぴり浸かっておりました。
とっても幸せだ〜。マジ幸せ。でまた明後日にも観に行くのだ。
でも、なんでこの国はチケット高いかな、高校生はとかは三階席になっちゃうだろ。劇場によってはオペラグラスの貸し出しもあるので聞いてみるといい。ただ安い席は場合によっては見切れがでてしまう場合がある事も頭の片隅に置いておくとよいかも。
まだまだかき足りないのだ!でももう眠いのだ!!
六角さん「アリガト!!」なのだ

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