うちの子供は
温泉が

「超大好き」なのである。

まあ、オイラも相方も温泉好きなコトもあり、
お腹のなかにいるトキから浸かっているからでしょうか。

先日の土曜日、
オイラが帰宅してしばらく戦隊ごっこをした後
「温泉に行きたい!!」
とのたまった。

「え? 急すぎるんじゃないっすか・・・?」
と思わないコトもなかったのですが、
たまたまオイラは日月と仕事が無かったので、
翌日のお昼から急遽、温泉に向かうことにいたしました。

さて当日
「どっちの車で行きたいですか?」と問うと
「カッコいい車がイイ」
とおっしゃる。

オイラは4台車を所有しているのですが、
うち2台は二人乗りなので、
家族で移動する場合の選択肢は2台になるのだ。
勿論「カッコいい」が指し示すのは
86(トヨタ・スプリンター・トレノ)である。
最近なにかとお気に入りで、
幼稚園に送る時にもご指名いただくのだ。
初めて乗せるトキは
「大丈夫だろうか? それなりに足回りは硬いし
それなりに大きな音はするのですが・・・」
なんて思っていたのですが、
何せ助手席に座らせたのが初めてだったので、
それもあってか、気に入っていただいております。

で、いざ出発であります。
しばらく下道(したみち)を走り高速へ。
どういうわけか、サンクターボTとスーパー7には
ETCがあるのですが、
オイラの趣味車で唯一4人乗車でき、荷物も積め、
且つエアコンもある(ここポイント)86には
ETCがノン搭載であります・・・。
つか、しとけよ・・・自分・・・。

さて、高速道路での86初体験を息子は向かえたのですが、
オイラの心配をよそに、口を半開きにして
なんと「爆睡」
エアコンはあるものの、
現在ガス抜け? のため、ほぼ常温の風が吹き出すだけなので、
運転席、助手席ともに窓全開のなか、
路面の継ぎ目のショックもモノともせずの
「爆睡」
しばらくすると、
その後ろの一番強力に風を浴びている相方も
「爆睡」
・・・・・・・・・・・・・
そっか
スーパー7の助手席で
高速走っていた時に
「気持ちいいです」 
といって寝てしまう人だったのを思い出した。

メンタル一人旅

無事宿に到着
早目に着いたので(オイラは部屋でビール飲んだし)バスで買出しに行くことに。
が、バスの到着まではまだ少々時間が・・・
と、早速
「温泉、温泉入ろうよ〜!!」
と騒ぐ息子。
ウルトラマンごっこで気を紛らわしバスで駅前の
賑わっている場所まで。
お土産などを物色した後、
帰りのバスに乗るまでの間の時間を
河原で過すコトにしたのですが・・・
川で遊んでいる年上の子供たちを見て
「川に入る!!」と騒ぎ出す。
こうなると、身体の大きいうちの子はかなりやっかい。
相方の出番である。
オイラの家では、まず相方が最初に動くのだ。
で、オイラは言い聞かせる。
それでも駄目ならば、
オイラの別人的な面(息子に対して)が降臨するのだ。

その結果、バス乗り場へ。
時間までカキ氷を食した後、宿へ。
ルートバスで戻るコトにしたのですが、
このバスの運転手さんがとても面白く、
ガイドも兼ねたお話しをしながら宿まで送ってくれました。

で、いよいよ温泉であります。
息子がオイラと入るコトを宣言いたしましたので、
最初の入浴は男湯。
でもっていざ入浴。
さすがに日曜日のお宿の夜はすいているようで、
貸切状態。
身体を流すトキにシャワーで
「鎮火せよ!!」(レスキューファイアー)と
めっちゃ高いテンションで襲われても
周りに人がいなくて助かりました。
まぁ、そんなトキに彼がそうしたコトはないのですが。

入湯
もう超大喜び
きゃっきゃ言っとります。
で、しばらくしてからちょいと歩く露天につれだしました。
オイラは浴衣に着替えたのですが、
時間ももったいないので、彼にはバスタオルを巻いて移動。
階段を歩行中に少しほどけてきたのですが
「おさえてるよ」とか「だいじょうぶだよ」
なんて言って頑張っておりました。
さあ、露天!!
さほど大きくはないのですが、
目の前を川が流れており、緑の生い茂った山の景色に川のせせらぎ。
そして、草木のあおい香りも気持ち良いものでありました。
息子も満足しておったのですが・・・。
中型の飛行する虫が
オイラと息子は虫が大の苦手であります!
なわけで、ほどなくして部屋に戻りました。
夕食には珍しいキジの肉が出るのであります。
オイラは地元のお酒を飲みながら美味しくいただきました。
普段はそんなに食事をする事はないのですが、
旅館やホテルでは少しですが、食べられます。
キジの肉は臭みもなく、とても美味しかったです。
が、
食事の後半からそわそわしていた彼は、
「ごちそうさま」
と同時に
「温泉入る〜」と騒ぎはじめました・・・。

どんだけ好きなんだか・・・。
露天風呂の予約をしていたのですが、
その時間まではまだ早いので、
今度は女湯へ連れて行くコトに。
で、その後合流して家族で露天に。
合流したら開口一番
「と〜ちゃま〜、ホタル見たよ〜」
どうやら入湯前に旅館の方に案内してもらって見たらしい。
露天に向かう途中で「ここで見たの」
と言われたのだが、
その時にはもうおりませんでした・・・。
貸切露天は「ご婦人」の方でした。
オイラ的には男女両方の露天を堪能でき、得した気分。
いや〜
夜の露天は素敵であります。
川のせせらぎと
虫の(リアルが近くにいなければ大丈夫)声を
聞きながら、
のんびり温泉に身体を任せるのだ。
ちょいと薄暗く灯りに浮かぶ木々から
ざわめきが聞こえてきたり。

と、
雨が降ってまいりました。
最初はポツポツと
やがて本気をみせてきます。

屋根の無い露天ですから
入っている湯の水面(湯面?)を
それらは直接叩いていくのであります。
その様を水面ぎりぎりの目線で見ると
薄暗いなか不規則に降り注ぐ雨粒に、
本来ならば足元を照らし出すはずの灯りが射し、
水面の騒ぎと耳に聞こえる音達とあいまって、
とても素敵な空間を提供してくれます。

露天の一角を
ちょうどいい塩梅で木が傘をさしてくれておりますので
そこから眺めておりました。

ホタルを見ていないオイラとしては
なんとか見つけたいのですが、
この雨で髪は濡らしたくありません。
そこで、子供の頃
「背が伸びなくなるからやめなさい!!」
と言われていた
「桶かぶり」を強行。
つか、そこそこ伸びたし。
そんな間抜けな格好でホタル捜索をしていると、
ソレを真似した息子が何を考えたか
「さ〜め〜だ〜ぞ〜」
と言いながらのんびり襲ってきた。
一応やられておきました。

貸切の時間も終わろうか
というトキになって雨はいい具合に上がってくれました。

無事部屋にたどり着き、就寝でありますが・・・。
彼はひたすらハイテンションのままでありました。
普段は相方が寝かしつけるのですが、
この日はオイラ。
寝付く寸前も、なにか気付くと
小声で話しかけてきては
一人クスクスと笑ってご満悦の様子。
そして
就寝。

なにかとても不思議な気持ちになります。

対談でも話していた内容
良くも悪くも・・・。

地震があったそうです。
やっぱり・・・。
来る途中、小田原厚木道路を走行中に
地震雲と言われるであろう雲を見ていたのです。

 

翌朝であります。
七時に起床、
息子と共に朝風呂
朝食
っつても彼は持参したふりかけ&カレーをメインに
オイラ達のメニューの中から食べられるモノをチョイス。
その後
身支度を整えて帰宅・・・
ならぬ、幼稚園へ送りの旅であります。
月曜日ですからね。
さ〜て
豪雨のなか、軽量ハイパワー、電子制御一切なしの
後輪駆動車で家族移動。
途中、
コーナーの路面の継ぎ目で
一瞬リアの感覚が掴めなくなった時は
ちょっと焦りました。
別にスピードを出しているわけでもなかったのですが。

そんなこんなで無事に幼稚園到着。
帰宅後、オイラは休みだったので
午前中から氷結を呑み、爆睡!!

後で聞いたのだが、彼は

 

「なんで温泉に行ったのに、ボクだけ幼稚園に行くの?」
と言っていたらしい。

 

 

今回はやたら長文になってしまい
読みにくかったら申し訳ありません。
実は
どの出来事も、ここまでとは言わないまでも
かなりの文章に一度おこしているのです。

ですが、オイラの感情的な部分や、
その作品や出来事の状況、
読みやすいであろう分量を考えて
かなり削って、結果
数行 にしております。

今回は長文のままにしてみたのですが、
どちらが足を運んでくださる皆様にとって
読みやすいモノか、オイラには解りません。

これからも思考錯誤で進ませていただきたく思っております。

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